「俳優は俳優だ」「転校生」

今日は お昼にバイト先の 忘年会で焼き肉屋にランチにいってきた。まさかの店長のおごりだったからおいしくいただいた。 肉はうまい。 幸せだった。疲れていたけど、休みを無駄にしたくはなかったので、DVDを借りてトモダチの家に。「時計仕掛けのオレンジ」と「俳優は俳優だ」 をみた。オレンジの方は眠すぎてまともにみれなかったから後日しっかり見返したい。 俳優は俳優だ、は韓国の映画で 駆け出しの俳優がスターにまで登りつめて芸能界の酸いも甘いも地獄経験 してまた立ち上がるという内容。主演の演技がいい感じにきもくてよかった。最後に 食堂でひとりで麺を食っているところでヤクザと再開するところもなんかかわいかった。テーマ自体はまぁよくある、欲と金と権力と夢、、とかがドロドロんなって、最後にはすべて失うみたいなまさに、芸能界って感じなんだけど、韓国の俳優の芝居が迫力あって最後まで面白くみられた。人間の欲望がこれでもかって溢れ出てくるのが韓国映画の面白いところだな。

夜は平田オリザの転校生をよんだ。

ある冬の日に転校生がやってくるんだけど、彼女はその理由を知らない、クラスメートも最初は戸惑うが、すぐに慣れてしまう。誰も何故かは知らないけど、それを受け入れて、 居場所を作るという優しい世界だった。 僕たちは、この世界で生きているんだけど、そこにたしかな理由はなくて、それでも生きていくし、それを探すことそのものが生きていくってことなんだろうな。印象的なセリフで、早く大人になってしまいたい、そうすれば、 悩むことにちゃんとした理由ができる。そういったものがあった。果たして 本当にそうなんだろうか?大人は確かに、結婚のこと悩みにやこどものこと、仕事のことで悩んでいる。その悩みには確かな方向性がある、ある生徒は自分は高校生なのでなやみに大した理由がないのになやんでいる、それが辛いという。しかしそれは、生きることそのものなのではないのかと思った。ただ、悩み考え、友達と話、笑い、なく。それは大人がしているどうやって生活するかという経済や人生設計のような悩みよりも むしろ人間らしいのではないかと思った。

社会という標準から外されてしまった彼女たちは、むしろその世界から、本当の生を感じているのではないだろうか。

そこでは、大人の世界のような打算はなく、私がここにいるための理由などいらない。私の席は、 今日も明日も変わらずここにあるのである。